
全国のスノーボーダー・スキーヤーの皆さん、こんにちは!
いきなりですが、今シーズン、暦の条件がいちばん重なる日は、2027年1月10日(日)です。 成人の日3連休の、まんなかの日。
……なぜそう言えるのか。そして、その日はどこへ逃げればいいのか。
それを毎週お知らせしていく 「スキー場の混雑予報」 を、今シーズンから始めます!
行ってみたら激混み。隣はガラガラだった「らしい」
これ、皆さんも経験ありませんか?
早起きして、高速を走って、やっと着いたゲレンデが激混み。リフトは長蛇の列。
で、あとから聞くんです。「そんなに離れていない隣のエリアは、その日ガラガラだったらしいよ」 って。
……いや、先に言ってよ!!
私はこれを、一度や二度ではなく何度もやっています。スノーボード歴20年、お小遣い制スノーボーダーとしては、貴重な1日とリフト券代をリフト待ちで溶かすのが本当に悔しい。雪が悪かったわけでも、腕が悪かったわけでもなく(腕は悪いかもしれませんが)、ただ行き先の選び方を間違えただけなんですよね。
しかも、出かける前にそれを知る方法がない。
じつはこのブログでいちばん読まれているのも、2シーズン続けて「混雑予想」の記事でした。みんな同じことで困っているんだな、と。
だったら、ちゃんと作ろう。そう思って、この夏からコツコツとデータを集めてきました。
何をお届けするのか
「この週末、どこが“相対的に”空いていそうか」の並びです。
| 対象 | 首都圏から日帰りできる 38スキー場(湯沢・南魚沼/沼田・片品/水上・みなかみ/草津・嬬恋/軽井沢/菅平/東御・湯の丸/白樺湖・蓼科/八ヶ岳・富士見/日光・那須/会津/富士山周辺) |
| 対象日 | 土日祝と年末年始(平日は出しません) |
| 表示 | 🟢 狙い目 / 🟡 ふつう / 🟠 混み合いそう の3段階と、空いてる順の並び |
| いつ出すか | 月曜に X(@snowin40s)で「その週末がどれくらい混みやすいか」、木曜17時にこのブログで「どこが空いていそうか」 |
なぜ2回に分けるのか。混み具合をいちばん大きく動かすのは直前の天気だからです。1週間前には読めません。でも「どこ行く?」を決めたいのは前日か、当日の朝ですよね。なので、月曜は暦だけで分かる「週末そのものの混みやすさ」を、木曜は天気を入れた「スキー場の並び」を、という2段構えにしました。
「リフト待ち◯分」は出しません
ここ、正直に書きます。
待ち時間を分単位で当てることは、いまの私にはできません。
リフト待ちの実測値を毎日公開してくれているスキー場を、私が探した範囲では見つけられませんでした。つまり答え合わせの材料がないんです。材料がないのに「15分待ちです!」と言い切るのは、予報ではなく当てずっぽうです。
だから出すのは順番だけにしました。「A より B のほうが空いていそう」。これなら、実際に行った方の「空いてた」「混んでた」という声で答え合わせができます。
どうやって出しているのか
考え方はシンプルです。
混雑 = 需要 ÷ 供給
駐車場が満車でも、リフトがガンガン回っていれば意外と待ちません。逆に、人が少なくてもリフトが1本しか動いていなければ並びます。「人が多い」と「混んでいる」は別物なんです。なので必ずリフトの輸送力で割っています。
掛け合わせているのは4つ。
| 要素 | 中身 |
|---|---|
| 基礎需要 | 年間の来場者数、東京からの所要時間、リフト券の価格、周辺の宿の数 |
| 日タイプ | 曜日、祝日、連休の長さと何日目か、年末年始、シーズンの時期 |
| 天候 | 天気、直近の降雪、風 |
| 供給 | リフトの本数と輸送規模 |
材料は全部集めました。38スキー場ぶんのリフト構成と営業期間、過去4シーズンぶんの気象データ、そして X に投稿されていた 「実際どうだったか」の報告160件。この160件と突き合わせて、係数を調整しています。
ちなみに作っている途中で、3月で営業が終わったスキー場が、4月の予報で「空いている」側の上位に堂々と並ぶという事件がありました。そりゃ空いてます。閉まってるんだから(笑)。ここは直してあります。営業していないスキー場は並びから外れます。
正直に書きます。当たっているところ、当たっていないところ
さて、ここからがこの記事でいちばん書きたかったところです。
この予報、外れます。
自分で作った予報の紹介記事に「外れます」と書く人もあまりいないと思いますが(笑)、隠してもしょうがないので、いまどこまで確かめられているのかを全部出します。
| いまの状況 | |
|---|---|
| 「土日はどこも混む」と決めつけるより当たるのか | はい。 予報と実際のズレが1段階以内だったのが58%。「土日は全部混雑」と決め打ちした場合は41%でした ※ |
| 3連休は「中日」がいちばん混む | 確かめられました! 過去4シーズンすべてで、初日でも最終日でもなく中日がピークでした |
| 雨の日は空く | 確かめられました。 ライブカメラ1か所ぶんですが、4シーズンすべてで同じ結果です |
| どのスキー場が空いているか、の並び | まだ弱いです。 いちばん当てたいところなのに……。理由は次の章で |
| 大雪の翌日は、パウダー狙いで混む | まだ分かりません。 当てはまる日の記録が4件しかなく、判定できませんでした |
| バスツアーが入るスキー場は混む | 判定できませんでした |
※ 過去4シーズン、X の報告のうち日付と混み具合がはっきり書かれていた96件との突き合わせ。「1段階」は内部で使っている5段階の目盛りでの話です(記事でお見せするのは3段階にまとめたものです)。
下の2つ、じつは私が「そりゃそうでしょ」と信じ込んでいたことなんです。
ドカ雪の翌朝はパウダー狙いが殺到する。バスツアーが入るところは混む。……どちらも、手元のデータでは「そのとおり」と言えるところまで行きませんでした。 20年滑ってきた実感なのに、いざ数字で確かめようとすると証拠が足りない。ちょっとショックです。
ひとつだけ見えかけているのは、雪がガンガン降っている「その当日」は、予報より空いていたということ(6日ぶん)。風でゴンドラが止まる日と重なっているから、というのがいまの見立てですが、これもまだ仮説です。
こういう「思い込みが確かめられなかった」話も、そのまま書いていきます。 当たった話だけ並べる予報より、そのほうが信用できると思うからです。
お願いです!「実際どうだったか」を教えてください
「並び」がまだ弱い理由。それは、答え合わせの材料が足りないからです。
手元にある「実際どうだったか」の記録は160件。……4シーズンぶんで、これだけです。しかも「同じ日に5か所以上の様子が分かる日」は、たったの10日しかありません。これでは「あっちよりこっちが空いていた」を確かめようがないんです。
そこで、皆さんにお願いがあります。
スキー場に行ったら、X で
#混雑予報を付けて、
「どこが」「どれくらい混んでいたか」をつぶやいてもらえませんか?
こんな感じで十分です!
- 「#混雑予報 今日の◯◯、リフト待ち15分くらい」
- 「#混雑予報 △△ガラガラ。駐車場も余裕でした」
- 「#混雑予報 □□、朝イチは空いてたけど10時から並んだ」
「◯分待ち」と数字が入っていると最高です。 でも「空いてた」「混んでた」のひとことでも、本当に、本当に助かります。
いただいた報告は、翌週の記事で「先週の予報、当たってた?」の答え合わせに使います。
答え合わせのやり方はこうです。同じ日に2か所以上の報告がそろったら、「予報で空いている側に置いたほうが、実際も空いていたか」を1組ずつ○×で確かめます。 この予報が出しているのは順番なので、答え合わせも順番でやります。だから、同じ日の報告が2か所、3か所とそろうほど、確かめられることが増えるんです。
お名前や投稿そのものは載せません
記事に出すのは「どのスキー場が」「いつ」「どれくらい混んでいたか」をまとめたものだけです。アカウント名や、投稿の文章をそのまま載せることはしません。 ここはお約束します。
毎週こう進めます
| いつ | 何を |
|---|---|
| 月曜 | X で「その週末そのものの混みやすさ」。混みやすい日/ふつうの日/空きやすい日の3段階です(今シーズンの土日祝・年末年始44日を3等分した区分で、「◯分待ち」のような絶対値ではありません) |
| 木曜17時 | ブログで「どこが空いていそうか」の並び(天気と雪を入れたもの)+ 先週の答え合わせ |
答え合わせには、外したぶんも必ず×で載せます。 報告がそろわず確かめられなかった週は、「今回は判定できませんでした」と正直に書きます。
「AよりBのほうが空いていそう、と出したのに、実際は逆だった」。そういう外れを、毎週、自分でさらすわけです。……書いていて胃が痛くなってきました(笑)。
でも、外れを隠した予報なんて信じる理由がないですよね。報告が増えるほど、予報は良くなっていくはずです。今シーズンは、皆さんと一緒に育てていく1年目だと思っています。
まずはここだけ覚えて帰ってください
最後に、天気を入れる前の「暦だけ」で見た、今シーズンの要注意日です。
| 暦の条件がいちばん重なる日 | 2027年1月10日(日) — 成人の日3連休の中日 |
| 次に警戒 | 2026年12月29日〜2027年1月3日 — 切れ目なしの6連休 |
| その次 | 2027年3月21日(日) — 春分の日3連休の中日 |
| 狙い目になりそう | 12月上旬の週末(12/5・12/6・12/13)と、3月下旬〜4月上旬(3/27・3/28・4/3・4/4) |
「3連休は中日が混む」と「シーズンの始めと終わりは空く」は、記録で確かめられています。一方で年末年始は、年によって混み方にかなり差がありました。なので「1年でいちばん混む」とまでは言い切りません。逆に言えば、1月10日より年末年始の6連休のほうが混む可能性も十分あります。上の表は、あくまで暦だけで見た並びです(2026年10月時点の集計)。
3連休に行くなら、中日を外す。 まずはこれだけで、何も考えずに突っ込んでいた頃の私よりずっと賢い選択です!
じゃあその日、具体的にどこへ行けばいいのか。それは毎週の予報でお届けします。木曜の夕方、週末の行き先を決める前に、ぜひのぞいてみてください。
それでは皆さん、今シーズンも良い雪を!
※これは予報であり、実際の混雑を保証するものではありません。26-27シーズンは精度検証中のトライアル運用です。リフト待ちの分数は出していません。 待ち時間の実測データがまだ少なく、分単位で言い当てられる段階にないためです。出しているのは「その日のなかで、どこが相対的に空いていそうか」の並びだけです。当日の天候・道路状況・営業内容により大きく変わります。お出かけ前に各スキー場の公式サイトを必ずご確認ください。