全国のスノーボーダー・スキーヤーの皆さん、こんにちは!Hayateです!
少ない50%、平年並30%、多い20%。
これ、気象庁が出している今シーズンの冬(12月〜2月)の予報です。東日本の日本海側の、降雪量の話です。
……50%。なかなか重い数字です。
でも、ここで板をしまうのはまだ早いです!(そもそも、まだ出してもいない? 失礼しました(笑)) 予報の数字をちゃんと読むと、「雪が降らない冬」と決まったわけではないことが分かります。そして雪が少ない年には、少ない年なりの動き方があります。今回はそこを整理します。
気象庁の予報は、こう言っています
気象庁が9月18日に発表した「寒候期予報」(冬の3か月間の見通し)から、スノーボーダーに関係するところを抜き出しました。
冬(12月〜2月)の降雪量
| 地域 | 少ない | 平年並 | 多い |
|---|---|---|---|
| 北日本の日本海側 | 40% | 40% | 20% |
| 東日本の日本海側 | 50% | 30% | 20% |
| 西日本の日本海側(九州北部を除く) | 50% | 30% | 20% |
冬(12月〜2月)の平均気温
| 地域 | 低い | 平年並 | 高い |
|---|---|---|---|
| 北日本 | 20% | 40% | 40% |
| 東日本 | 10% | 30% | 60% |
| 西日本 | 10% | 30% | 60% |
(気象庁「全国 寒候期予報(12月〜02月)」2026年9月18日14時発表。2026年10月24日確認。10月20日の見直しでも「変更はありません」とされています)
まとめると、東日本と西日本は「気温が高い」見込みが60%、日本海側の雪は「少ない」見込みが50%です。北日本は、そこまで偏っていません。
「50%」をどう読むか
ここ、大事なので少しだけ丁寧に。
この予報は「少ない・平年並・多い」の3つに分けて、それぞれになる確率を出しています。気象庁の説明では、この3つは過去30年の記録がちょうど10回ずつ入るように区切ってあって、予測の手がかりが何もなければ、確率は33%・33%・33%になるそうです。それが今回は「少ない」が50%まで上がり、「多い」が20%まで下がっているということです。
つまり——
- 少ない側に寄っています
- でも、半分は「平年並か、多い」
- しかもこれは3か月の合計の話。ドカッと降る日が来ないという意味ではありません
「今年は雪が無い」と言い切るのは、数字の読みすぎです。「少なめを前提に、準備しておく年」。私はそう読みました。
10月20日の発表で、どうなったか
この記事を書いた時点では「10月20日に次の予報が出るので、この3つを見てください」と書いていました。その答え合わせです。
| 見るところ | 9月18日発表 | 10月20日以降の発表 |
|---|---|---|
| ① 冬の降雪量、東日本・西日本の日本海側の「少ない」 | 50% | 50%のまま(寒候期予報は「変更はありません」) |
| ② 冬の平均気温、東日本・西日本の「高い」 | 60% | 60%のまま(同上) |
| ③ 1か月予報の平均気温、東日本・西日本の「高い」 | 70%(10月8日発表) | 東日本60%・西日本70%(10月22日発表) |
(気象庁「全国 3か月予報(11月~01月)」2026年10月20日14時発表・「全国 1か月予報(10/24~11/23)」2026年10月22日14時30分発表。2026年10月24日確認)
①は50%のまま。前に置いた目安でいうと、「この先に書く動き方を前提に準備しておく」側です。
10月20日の気象庁の文章は、こうです。
新しい予測資料を踏まえ寒候期の天候について検討しましたが、9月18日に発表した寒候期予報の内容に変更はありません。
……変更なし。予想どおりといえば予想どおりですが、ちょっとくらい揺れてほしかったですね(笑)。
どれも「確率」なので、外れることはあります。数字を見て一喜一憂しすぎない、くらいの距離感で。
足もとの気温も、高めです
もうひとつ、すぐそこの話を。
気象庁の1か月予報(10月22日発表、10月24日〜11月23日)では、平均気温が「高い」確率が、東日本で60%、西日本で70%。北日本は「平年並」が50%です。「東・西日本と沖縄・奄美では、期間のはじめは気温がかなり高くなる見込み」とも書かれていて、最初の1週間(10月24日〜30日)は、東日本で「高い」が70%、西日本で80%です。
その先の3か月予報(10月20日発表、11月〜1月)でも、東日本・西日本の平均気温は「高い」が60%でした。
10月下旬から、人工雪のスキー場が順番にオープンしていきます。でも人工雪は、気温が下がらないと作れません。オープン日は「予定」。出かける前の日に、公式サイトをもう一度見る。今年はとくに、これを忘れないでください!
雪が少ない年に、何が起きるか
ここからは私の体験です。雪が少ない年を、私も経験してきました。そういう年に起きたのは、だいたいこの3つです。
① オープンが遅れる。下手をすると、オープンしない。
予定していた日に行けない、ということが起こります。
② 開いても、滑れるコースが限られる。
そこにみんなが集まるので、当然混みます。雪が少ないうえに人が多い。なかなかつらい状況です。
こうなると結局、満足に滑れるスキー場そのものが限られてきます。 特定のスキー場の話ではなく、雪が少ない年はどこもそうなりやすい、という話です。
③ クローズも早い。 「春にまとめて滑ろう」と思っていると、その春が来ません。
で、どう動けばいいの?
体験から、私がやってきたことは2つです。迷ったら①からどうぞ。
① ましなスキー場を、人の少ない日に
雪が少ない年は、満足に滑れるスキー場が限られます。なので私は、そのなかでもましなスキー場を選んで、人の少ないタイミングで行くようにしています。
具体的には、なんとか平日に休みを取って行く。 土日に行くと、上に書いたとおり混みます。同じスキー場でも、人が少ない日なら滑れます。雪が少ない年こそ、有給の使いどころです。
いつが混みやすいかは、こちらにまとめています。
その週末にどこが空いていそうかは、今シーズンから毎週の混雑予報でお知らせしていきます。
② 早割リフト券は、計画的に使い切る
上に書いたとおり、クローズが早まるかもしれません。早割リフト券は、いつ使うかを計画しておかないと、使い残します。
とくに「春に使おう」と後ろに寄せるのは、今年は避けたほうが無難です。使うなら早めに。早割の買い方は、こちらの記事もどうぞ。
この予報は、これから更新されます
最後に、いちばん大事なことを。
気象庁は、寒候期予報について「11月の3か月予報の発表以降、冬の予報については最新の3か月予報等を利用してほしい」と案内しています。次の3か月予報は11月24日(火)の予定です。1か月予報も定期的に更新されます。
つまり、いま見ている数字も途中経過です。新しい予報が出たら、この記事の数字も書き換えていきます。
まとめ
- 気象庁の寒候期予報(9月18日発表・10月20日の見直しで変更なし)では、東日本・西日本の日本海側の降雪量は「少ない」50%。気温は「高い」60%
- でも半分は「平年並か多い」。雪が無い冬と決まったわけではない
- 雪が少ない年は、オープンが遅れ、コースが限られ、クローズが早い
- 動き方は2つ。ましなスキー場を、平日に休みを取って狙う/早割は計画的に使い切る
- 次の3か月予報は11月24日に発表予定
雪が少ないなら、少ないなりに滑る。降ったら、すぐ動けるようにしておく。今シーズンも、そのつもりで準備しておきましょう!!
※この記事は気象庁の予報をもとに書いていますが、予報は確率であり、実際の天候や積雪を保証するものではありません。各スキー場の営業状況は、公式サイトでご確認ください。
出典:気象庁「季節予報」(全国 寒候期予報 2026年9月18日発表/全国 3か月予報 2026年10月20日発表/全国 1か月予報 2026年10月22日発表)、気象庁「3つの階級について」。いずれも2026年10月24日確認。