【2026-2027】リフト券はまた上がった|値上げの実額と、先に削られているのは「早割」だという話


早割リフト券一覧

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26-27シーズンのリフト券価格が出そろってきましたね!

ただ・・・、結論から言うと、また上がっている。。

ただ、今季の値上げには昨季までと違う顔がある。定価より先に、割引のほうが削られ始めた。早割を軸に組み立ててきた人ほど、ここを見落とすと計算が狂う。

まず実額を並べる

以下はすべて2026年9月9日時点で確認できたものです。出典は旅行総合研究所タビリスの調査記事(26-27価格ルスツ八方尾根)。

スキー場・券種26-27前年増減
ルスツ(窓口・レギュラー)16,700円16,200円+500円
ニセコユナイテッド全山(ピーク 12/24〜2/28)13,500円12,000円+1,500円(+12.5%)
ニセコユナイテッド全山(レギュラー)12,600円12,000円+600円(+5%)
HAKUBA VALLEY 全山共通11,100円10,400円+700円(約7%)
エイブル白馬五竜・Hakuba47 共通(窓口)10,000円9,500円+500円
つがいけマウンテンリゾート9,800円8,200円+1,600円(約20%)
白馬八方尾根9,800円
志賀高原 全18スキー場共通(窓口)9,500円9,000円+500円(約6%)
キロロリゾート9,200円8,800円+400円(約5%)
札幌国際(通常期・窓口)7,000円6,000円+1,000円(約17%)

※白馬五竜・Hakuba47の窓口価格にはICカード保証金500円が含まれる(返却時に返金)。26-27の価格をまだ発表していないスキー場も多く、上記は9月9日時点で確認できた分。

5%前後の値上げが多いなかで、つがいけの約20%と札幌国際の約17%が突出!!しています。

つがいけは今季、35年ぶりに「ハンの木第3クワッドリフト」を更新して6人乗りの「T3」という新リフトを入れるようです。人工降雪設備の増強も続けているみたいですね。

札幌国際は札幌市が出資する第三セクターで、「市民がスキーに親しむ基幹施設」として長く低めの価格を保ってきたんですが・・・その札幌国際が1,000円上げたわけですよ。

この2つを見て「便乗値上げだ!!」と言うのはやめましょう。

リフトを1本架け替えれば億単位の金が動きますし、電気代も人件費も上がっています。思うように雪が降らない年もある。正当に値上げしていかなければ営業自体が立ち行かなくなってしまいます。

それは我々スノーボーダー・スキーヤー全員にとって一番良くないですよね。できるだけ協力して、そういう自体は避けなければならないです。

・・・と分かっているんですが、それはそれとして、財布から出ていく金額が増えるのはつらい。。

つらいんですよ、こっちも。ほんとに。。

本題:削られているのは定価ではなく「割引」だ

さあ、ここからが今季いちばん伝えたい話です。

ルスツの26-27を、窓口価格だけ見ると「16,200円→16,700円、、、なんだ500円アップか」で終わりますよね。約3%の値上げ。今季の相場からすればむしろ控えめに見えます。

ですが、より割安で今や大半の人が利用しているであろう「オンライン券」を見ると、話が変わります。

ルスツ 1日券26-27前季増減
窓口(レギュラー)16,700円16,200円+500円
オンライン13,200円12,000円+1,200円(+10%)
窓口との差3,500円4,200円700円縮小
割引率約21%約26%約5pt縮小

窓口は+3%、オンラインは+10%。定価の上げ幅を抑えて見せながら、実際に多くの人が払う「割引後の値段」を大きく上げているわけです。

名物の「25時間券」も同じです。窓口は34,700円→39,000円(約12%)、オンラインは33,100円→36,000円(約9%)。

こういう「定価は据え置き気味、割引は縮小」という値上げの仕方は、鉄道の割引きっぷなどでもありますよね。表示価格の値上げ率は小さく見えるのに、実際の支払額はしっかり上がっているという。

データで確かめた:これは昨季から始まっていた

当サイトでは、全国172ゲレンデの「1日券定価」と「早割最安値」を毎シーズン集計しています。

そのデータベースをもとに、24-25と25-26の両方が揃う118ゲレンデで、上昇率を出し直してみました。

項目結果
定価が値上げしたゲレンデ86(118中・72.9%)
据え置き30
値下げ2
平均定価5,600円 → 5,947円
定価の平均上昇率+6.00%
早割最安の平均上昇率+7.07%
平均割引率25.4% → 24.7%

定価は+6.00%、早割は+7.07%。早割のほうが1ポイント速く上がっていました。

まるでルスツの26-27が悪者のような書き方になってしまっていますが(ゴメンナサイ)、この流れは業界全体では昨季すでに始まっていた、ともいえそうです。

ただ、個別に見ると、割引率が縮小したのは50ゲレンデ、逆に拡大したのは49ゲレンデで、ほぼ拮抗しています。

「早割が削られている」は全体をならしたときの傾向であって、すべてのゲレンデに当てはまる法則でもないという難しい状況。 自分の行くゲレンデがどちらなのかは、個別に見るしかないのかもしれません。

じゃあ、どうするか

嘆いても雪は降るし、リフトは動きます。どうせ我々はそうなったらスキー場に行くわけですよ。

というわけで、値上げを前提に作戦を立てるしかなさそうですね。

ざっくり次の3つにまとめました。

1. 「定価との差」ではなく「去年いくら払ったか」で比べる

割引率が縮んでいる以上、「◯%オフ」という表示は去年ほど当てになりません。

見るべきは割引率ではなく、実際に払う金額が去年からいくら上がったか、です。

ルスツで言えば「約21%オフ」は立派な数字に見えますが、去年オンラインで買った人にとっては1,200円の値上げでなんですよね。

2. シーズン券の損益分岐は、値上げのぶん確実に後ろへ動く

難しいこといいました(笑)

当サイトで毎年やっているマックアースの試算では、26-27の超早割は67,800円(+3,000円)で、「1回あたり平均4,000円」に必要な滑走日数は16日から17日へ動きました詳細はこちら)。

たった1日と思うかもしれませんが、シーズンを12月下旬〜3月末の約14週間とすると、17日は「毎週末どちらか1日は必ず行く+年末年始と連休を絡める」ペースです。

値上げは「元を取れる人」の範囲を狭めていくわけです。

自分が何日行けるか。そこを先に決めないと、シーズン券は「オトク」ではなくなるかもしれません。

3. 値上げの影響を受けない枠を先に押さえる

リフト券の価格改定と関係なく効く手が、ふるさと納税です。寄付額に対する返礼品の内容は自治体が決めるので、スキー場の値上げとは別の話になります。

返礼品には発送時期が決まっているものがあり、申し込んでも今シーズンに間に合わないケースがあるので注意してください。これは別記事にまとめています。


まとめ:つらいけど、諦める話ではない

26-27も値上げとなりました。つがいけ約20%、札幌国際約17%、ニセコはピーク13,500円。ルスツに至っては窓口16,700円で、これはもう私の知っている「リフト券」の枠を大きく超えています。

スキー場側の事情は理解できます。何十年もの間リフトを架け替え、雪を作り、人を雇う。そのための値上げなら、お世話になりっぱなしの我々が文句を言えるものではありません。

それでも、正直に言います。オサイフツライ。

家族で1日行けば、リフト券だけで何万円かかるんでしょう。滑る日数を削るか、行き先を変えるか、買い方を変えるか——前2つは妥協したくないですよね。

なので私が選ぶのは3つめ。滑る日数は削りたくない。 だから買い方を変える。早割の締切を逃さない、ふるさと納税の枠を先に埋める、シーズン券は自分の滑走日数で判断する。今季もそれしかないようです。

ちなみに、価格は2026年9月9日時点のものです。 26-27はまだ未発表のスキー場が多いので、続報が入りしだいこの記事を更新指定校と思います!!!

とにかく綿密に作戦を立てて、今年も最高のシーズンを迎えましょう!!!!

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出典:旅行総合研究所タビリス「スキー場リフト券、値上げ止まらず。2027年、ニセコ13,500円」(2026年9月1日)/同「ルスツ、リフト1日券16,700円で日本最高値。割引縮小」/同「白馬八方尾根、リフト1日券9,800円」/全国172ゲレンデの1日券・早割集計(当サイト調べ)。いずれも2026年9月9日確認。


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