春スノボで上手くなる!GWまで滑れる全スキー場28選と超おすすめ3選


春スノボで上手くなる!GWまで滑れる全スキー場28選と超おすすめ3選

スノーボード、スキー、ウィンタースポーツ大好きな皆さん!

あっという間のシーズン、満喫していますか?気づけばもう春、シーズン終盤が見えてきました。

気温も徐々に上がってきて、雪予報だと思ってスキー場に行っていたら雨なんてことも。さすがにここからはパウダーを楽しむのはなかなか難しくなってきました。「私はパウダー派だからスノーは2月まで!3月は滑らないよ〜」なんて思っている方もいるんじゃないでしょうか。春スノボ、どんなイメージでしょう?

でもちょっと待ってください。春スノボには、効果的に上達できる要素がたくさん詰まっているんです。次のシーズンをより一層楽しむためにも、まだ今シーズンもオフになるには早い!

ということで今回は春スノボの魅力と、長く楽しめる代表的なスキー場をご紹介します!!春のレベルアップ計画の参考にしてくださいね。

はじめに|いつ頃までスキー場が営業しているか

悩むスノーボーダー

答え:長いところでゴールデンウィークまでやっているんです。

驚きましたか?なんとなく3月末でクローズになるようなイメージを持っている方もいたのではないでしょうか。

それも間違いでなく、融雪に伴い3月下旬から徐々にクローズになってきます。でもきちんと調べてみればまだまだ滑れるスキー場があるんですよ。

と言うだけでは信憑性も薄いので、データで確認してみましょう。まずは全国の状況を俯瞰してみます。

各スキー場が公表している2025年の営業終了予定日から、「営業継続しているスキー場の割合」のの日別推移をグラフ化してみました。分母は2025営業終了日の情報がある全スキー場数・分子は分母の数ー営業終了予定日を迎えたスキー場数です。

【全国】営業しているスキー場の割合/日別
「上旬」は5日、「中旬」は15日、「下旬」は25日としてカウント

この通り、4月になっても15%程度7つに1つはまだ営業を続けています!

「そうは言っても、自分の行っていたスキー場は全部3月でクローズだよ」と疑っている方!そんな方のために、今度は県別で実数をカウントしたデータをつくってみました!

4/64/134/204/255/45/55/6
長野県1212109991
新潟県7666542
北海道7666660
群馬県3222220
岩手県2222220
山形県2222220
福島県2211110
岐阜県1111000
滋賀県1000000
秋田県1111110
青森県1111110
栃木県1100000

※終了予定日当日にマイナスカウント (例)5/6終了予定の場合、5/6欄は1カウントマイナスとなるため0が多い

4月上旬以降も滑り続けられるスキー場は、この表に掲載の12道県に存在しています。

長野県・新潟県・北海道が中心ですが、栃木県や滋賀県などもありますね!

東日本にお住まいの方はかなり選択の余地がありそうです。GW最後は安比でしょうか奥只見でしょうか。

関西圏の方は、途中からは白馬くらいまでは遠征が必要になってきそうです。関西よりさらに西にお住まいの方はちょっと厳しくなってくるかもしれません…。

具体的なおすすめスキー場はこのあとご紹介しますね。

次に|だから滑り続けたい!春スノボ3つのメリット

春のスノーパーク

滑り続けられるスキー場の候補がぼんやりと見えてきたところで、次は「そもそも春も滑ってなんの得があるのか?」を整理しておきたいと思います!

大方の予想通りかもしれませんが(笑)、主に次の3つになります。

痛くない!

3月から4月にかけて、世間では桜が咲くほど気温が上がってきます。当然ゲレンデの雪質は溶けてきてシャバシャバ。朝イチは冷えてカチコチになっている場合もありますが(これを「締まったバーン」なんて表現します)、10時も過ぎればだいぶ柔らかくなっています。

シャバシャバ イコール 柔らかい、ということはつまり、コケても痛くない!んです。

私の持論ですが、スノーボードは自分の実力の一歩先にチャレンジをしなければなかなか上達しないものです。スノーボードでチャレンジをするいうことはコケるのと同じ意味です。

この前提で、コケても痛くないというのはとても大きなメリットです。つまり怪我する心配が少ないということになりますので、思い切った新技にも挑戦できますね。

同じようなコケても痛くない状況に降雪直後、深いパウダーに覆われている状況があります。これは1月頃によく登場するゲレンデコンディションですね。ただこれはまずその登場をコントロールすることが不可能に近く(出会えたらラッキー)、コケた後は痛くないですがパウダーに埋もれますので脱出に相当な体力と時間を取られるというデメリットがあります。

※どんなにシャバシャバでもコケて怪我をする可能性はゼロにはなりませんので、プロテクターはより一層しっかりとしたものを装着しておくことをオススメします。

暖かい!

私は寒いのが苦手なので特にこの要素は重要です(笑)。

やっぱり、暖かいとテンションは上がるんですよ。楽しいんですよ。人間の体はそのようにできているんですよ。

暖かいなかでスノーボードができるというのは代えがたいメリットだと思います。

パークの反復練習に最適

全体的に雪が少なくなりシャバシャバですが、パークに力を入れているスキー場はパークのメンテナンスはしっかりやってくれています。

シャバシャバだったら板を弾いて飛ぶときに引っかかったりするのでは?と思うかもしれませんが、硫化アンモニウム(硫安、りゅうあん)というシャーベット状の雪を固める物質を適切に撒くことでアプローチやリップを滑りやすくしてくれたりしていますし、定期的に整備休憩を取ったりもされています。

また、春になるとパークも移設され、リフトで「回しやすい」位置、つまりパークそばのリフトがパークの終点付近→パークの入口付近となるようなレイアウトにしてくれたりします。じっくりとパークの反復練習をするのに最適ですね。

続いて|ここだけは注意!春スノボ覚悟しておくこと3つ

雨を嫌がるスノーボーダー

メリットだらけに見える春スノボですが、もちろんデメリットもあります。「こんなはずじゃない!」と行ってみてビックリしないように、あらかじめこちらも理解しておきましょう。

雪が汚い…

「痛くない」「暖かい」の悪い面です。

要はこれは積雪が融けていっているシャバ雪の状態ですので、日当たりが良い場所などところどころに雪の下に長い間隠されていた土が露出し始め、周辺を茶色く染めていきます。

白銀の世界の中にある茶色いシミ…あんまり近寄りたくないですよね。

また雪を汚す要素は土だけではないんです。春ならではの物体が雪に付着するんです。その正体は…。

花粉、そして黄砂です。

花粉症の方はここでも花粉かよ!と怒りを覚えることでしょう。雪が灰色っぽくなっていたらヤツです。

黄砂については、関東方面の方はあまり馴染みがないかもしれません。関西圏の方はニュースでもおなじみですね。洗濯物を汚すアイツがゲレンデにも現れます。

いずれも雪が汚れるだけでなく、うっかりその上を滑ると板のソールも汚れます。板のソールが汚れるということは滑りが悪くなりコントロールが鈍くなるということですので、できるだけ避けたいところですが…。あたり一面に花粉や黄砂が付着していたら逃げようないですね。。

雨が降る…

これも「暖かい」の裏返しですね。

2月頃までだったら大雪が降ってパウダーでウハウハになるような気圧配置だとしても、春うらら。雪なんて降りません。降るのは雨です。

スノーボードはじめて20年以上ですが、雨が好きだと言っていたボーダーはこれまで1人くらいです。板が走るからやりやすいんだとか。

普通は全身ビチャビチャになるから雨はなるべく避けたいはずですよね。スキー場到着したら大雨なんてこともあり得る季節です。天気予報チェックはこまめにしましょう。

コースが狭い&パウダーはありえない

上の2つとほぼ同じ意味なんですが、気温が上がり雪が融け、雪ではなく雨が降る環境です。コース幅は融雪とともにドンドン狭くなり、降雪による補充はありません。

スキー場によっては1コースのみ、パークコースのみオープンしているようなところもあります。フリーランは次年度のお楽しみにしておいて、春はパークで新しいトリックに挑戦しませんか!?

ようやく本題|GWまで滑れるおすすめ先と全28スキー場リスト

ここまで、春スノボの魅力というか春スノボの楽しみ方・割り切り方を説明してきました。

「そんなの知っているよ!で、どこでGW滑れるの?」という方!お待たせしました。ようやく本題です。全25スキー場のなかからオススメの3つご紹介したあと、全部のリストをご案内します!

それではいってみましょう!

奥只見丸山スキー場(新潟県)

奥只見丸山スキー場スノーパーク

春といえば奥只見!という人もいるくらい、知る人ぞ知る豪雪スキー場です。

近隣の他のスキー場と同じく12月上旬にオープンするのですが、そのあまりの降雪量に1月上旬〜3月下旬のトップシーズンはなんとクローズしてしまいます。

3月下旬に再オープンするわけですが、クローズ中に溜め込んだ雪はその時期でも十分に残っており、他スキー場が積雪減少で営業終了していくなか余裕でGWまでオープンしています。

その積雪量でフリーランも楽しめますが、さすがに雪質はシャバシャバです。それよりもビッグキッカーやハーフパイプが立ち並ぶ充実したパークが魅力ですね。

2024年の春は小雪の影響でパークの造成を見合わせていたようですが、2025年はどこもかしこも大雪ですので期待できるでしょう!

Hakuba47 Winter sprots park(長野県)

白馬47

白馬では八方尾根スキー場・つがいけマウンテンリゾートもGWまで営業しています。

どれも魅力があるスキー場ですが、私はやっぱり47が一番好きですね。他の記事でも散々紹介していますが、今回もここで登場ですww

GWにもなると積雪減少でエイブル白馬五竜との連絡もやめてしまったりしますので、今回は47だけでエントリーとなります。

こちらの特徴も、やっぱり充実したパークです!春になるとその特徴「雪が汚い」「コースが狭い」を、特に下山コースの一番下らへんでは十分に味わせてくれるのですが、その分雪をパークにかき集めているんでしょう。土混じりで茶色くなっていますがトップシーズンと変わらず上級・中級・初級の飛びやすいキッカーを維持してくれています。パーク大好きボーダー・スキーヤーも各地から集結、周辺はとっても賑やかです。

春スノボの特徴のひとつ「パークの反復練習に最適」を、まさに体現しているゲレンデです。首都圏の方も関西の方も、是非一度は行ってみてください。チャレンジを後押ししてくれるような雰囲気があるので、きっと新しいトリックができるようになるでしょう!

なお、ハーフパイプは残念ながら終了しています。

大雪山黒岳スキー場(北海道)

大雪山黒岳スキー場

北海道層雲峡からロープウェイに乗ってアクセスできるスキー場です。

スキー場としてはこじんまりとした部類に入るのですが、標高1,500m・北海道のど真ん中という地理条件から気温が極めて低く、良質なパウダーが楽しめる先です。

こちらも1月上旬〜3月上旬はクローズ、その後再オープンしてGWまで営業です。パークは一切存在しないゲレンデですが、GWになってもなかなか気温が下がらず、場合によっては降雪もあり得えるんです。

北海道に行ったことがない方は、そんなのココだけじゃなくて北海道ならどこでもそうなんじゃないの?と思うかもしれませんが、さすがに北海道でもGWになると気温が上がり桜も咲き出します。直線距離で近くの富良野スキー場も降雪機のない「北の峰ゾーン」は閉鎖・「富良野ゾーン」だけでかろうじて営業を継続しているような状況です。

そんななか、GWでまさかのパウダーに当たるとしたら、それはこの黒岳スキー場ではないでしょうか。

もしGWに北海道を訪れる機会があったら、そしてあなたがパウダージャンキーなら、このスキー場に行ってみる価値は十分にあるはずです!!

その他のGWまで滑れる28のスキー場一覧

地域別に一覧化しました。クローズ日も記載しましたが、これは2025年の予定日であり参考情報となります。

この情報を有効活用して、GWまでの行動計画を立ててくださいね!

北海道

  • 富良野スキー場 5/6まで
  • サッポロテイネ 5/6まで
  • キロロスノーリゾート 5/6まで
  • 大雪山黒岳スキー場 5/6まで
  • 中山峠スキー場 5/6まで
  • 札幌国際スキー場 5/7まで

東北地方

  • 八甲田スキー場 5/6まで
  • 夏油高原スキー場 5/6まで
  • 安比高原スキー場 5/6まで
  • 秋田八幡平スキー場 5/6まで
  • 天元台高原 5/6まで
  • 蔵王温泉スキー場 5/6まで
  • 星野リゾート ネコマ マウンテン 5/6まで

群馬県

  1. 丸沼高原スキー場 5/6まで
  2. たんばらスキーパーク 5/6まで

新潟県

  • GALA湯沢スキー場 5/6まで
  • 奥只見丸山スキー場 5/6まで
  • アライマウンテンリゾート 5/11まで
  • かぐらスキー場 5/18まで

長野県

  • 野沢温泉スキー場 5/6まで
  • 志賀高原 焼額山スキー場 5/6まで
  • 奥志賀高原スキー場 5/6まで
  • 志賀高原リゾート中央エリア(サンバレー〜一の瀬) 5/6まで
  • 志賀高原熊の湯スキー場 5/6まで
  • エイブル白馬五竜 & Hakuba47 5/6まで
  • 白馬八方尾根スキー場 5/6まで
  • つがいけマウンテンリゾート 5/6まで
  • 横手山・渋峠スキー場 5/25まで

おまけ|春用ギアは型落ちで賢く手に入れよう

ここまで読んでいただき、どうだったでしょうか?

春もスノボやりてえ!という気持ち、高まったでしょうか?

迷っているのでしたら、是非騙されたと思って一度行ってみてください!

ここからはおまけです。実際春にゲレンデに行くと、トップシーズンのようなウェアでなくパーカー、なんならTシャツで滑っている人を多く見かけます。カジュアルでとってもカッコいいですね。

でもそんなパーカー持っていない…ユニクロのパーカーで行ったら浮くよね…?と思った方、ユニクロで行ったら間違いなく浮きます(笑)。

でも心配ありません、主要なスノボウェアのブランドはそういったニーズも踏まえゲレンデ用のパーカーも数多くラインナップしています。今お持ちのウェアのブランド名+「パーカー」でまず検索してみましょう。それでも迷った場合、とりあえずBurtonかVolcomのパーカーにしとけば間違いありません。

ただパーカーも実はかなり高価です。シーズン終了間際なのであまりスノボギア用のお金は残っていないはずです。そういうときは「型落ち」のギアがコスパ良く強い味方となります。特に春先は型落ちのラインナップも多くなります。

型落ちギアの探し方は次の記事で詳しく解説してますので、もしよろしければこちらもチェックしてください。「ウェア」のところを「パーカー」と読み替えていただければ大丈夫です!

まとめ

春スキーは、混雑を避け、暖かいうちに滑ることができる魅力的なシーズンです。この記事では、春スキーの魅力や、GWまで営業しているスキー場を28ヶ所ご紹介しました。

特に、奥只見丸山スキー場Hakuba47 Winter Sports Park大雪山黒岳スキー場は、春スキーを代表するような特徴を持っています。奥只見丸山は広大なゲレンデでパウダーを楽しめ、Hakuba47は充実したパークでスキルアップを目指せる、そして大雪山黒岳は自然豊かな環境の中で滑ることができます。

春スキーを楽しむためには、雪解けによるコースの変化天候の変化に注意し、安全対策をしっかり行うことが大切です。

この記事が、あなたの春スキー選びの参考になれば幸いです。ぜひ、暖かな春に、ゲレンデで爽快な滑りを体験してください。


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