『Club EARTH HOPPER』はどう活用する?アースホッパーの2026新プランをスノーボード観点で分析してみた


Club EARTH HOPPERは どう活用する?

この記事を書いた人

Hayate

全国転勤型スノーボーダー。3~4年に一回の転勤により、全国各地のゲレンデ付近に住む権利を与えられた40代。行ったことがあるゲレンデは道央・会津・沼田・白馬・妙高・奥美濃・兵庫を中心に50以上。豊富な経験をもとに効率的にスノーを楽しむコツを発信。
主なスタイル:キッカー・パウダー

さあ!いよいよ寒くなってきました!!

10月です。今月末にはイエティがオープンするのか?軽井沢プリンスはいつだ??

もうすぐで待ちに待ったシーズン到来です。オフトレに励んだ人、動画でイメトレに勤しんだ人、じっくり力を蓄えた人(笑)、皆さん準備を進めていることとと思います。

この時期に決めなければならない大切なこと、それはシーズンでの大まかな計画とそれに対応するリフト券戦略です。シーズン券を買うのか?早割1日券を買い溜めるのか??限られた資金を有効活用して、1日でも多く滑る or ニューギアに投資するには欠かせないですね。

そんなわけでシーズン券や早割1日券の分析記事をいくつかアップしてきましたが、今回は先送りにしていたアースホッパーの新プラン『Club EARTH HOPPER』についての分析です。

昨シーズンまでのパッケージプランと大きく変わったこの新プラン、果たしてお得なのか?というかどんな志向の人が利用すべきなのか??

スノーのみならずいろんなレジャー施設で使えるプランなのですが、このブログはスノーボードブログです。ウィンタースポーツ・スキー場利用の観点のみで分析してみることとしました!

正直ウィンタースポーツに限定するとプランの魅力を限定してしまうことにはなるんですが、残念ながら私がウィンタースポーツにしか興味がない(というかそれ以外の趣味に手を出す余裕がない)ので、同じような状況の方向けにこの条件設定でいきたいと思います…。ということであくまで個人の見解です。ご容赦ください。

『Club EARTH HOPPER』の概要

詳細は公式サイトを見てもらうのが一番ですが、ざっくり概要です。

  • 「アーススポーツ(Sonw, Bike, Wave, Paddle & Climb)」を楽しむための会員制サービス
  • 提携施設での支払いで最大25%のマイルが貯まる(スキー場は一律25%の予定)
  • 貯まったマイルは1マイル1円で利用可能
  • 年会費は2,980円(税込)
  • Club会員の購入価格は提携施設の正規料金に準拠(公式LINEにおける記載より)
  • 様々なミッションをクリアすることでボーナスマイル獲得可能
  • 今後移動手段や宿泊施設でも提携しマイルが貯まるようになるらしい(現時点ではこの業種の提携先なし)
  • 1年間利用がないとマイルはゼロにリセット

ん!?購入価格は正規料金に準拠だと!??

と引っかかった方もいるかもしれません。そう、マイル25%還元されるものの購入価格は正規料金という、そこがポイントなんです。

『Club EARTH HOPPER』への個人的見解

この新プラン、どういうものか一言で言ってしまうと、「毎回25%割引が確保されている制度」となるでしょう。

このプランが得なのかどうなのかをややこしくさせるのが「年会費」と「ボーナスマイル」の存在です。これはもう考え方次第なのですが、シンプルに理解するために年会費とボーナスマイルが打ち消し合ってプラスマイナスゼロになるとしてしまうのが良いでしょう。

そうすると、スキー場利用限定で考えると、このプランは毎回25%のマイルが獲得でき、それを次回の割引額として利用できる→時期や回数によらず毎回25%割引が適用される、と考えることができます。

こう考えると、自然とある疑問が浮かんでくることでしょう。

「これって、早割1日券たくさん買っておいた方が得なんじゃないの??」

そうですね、非常に気になります。早割も施設によっては25%を超える割引になっているところもありますからね。でも逆に早割を出してすらいない施設もあります。さらに言えば、早割は購入できるのがシーズンイン前なので、状況が変わったりシーズン中に怪我したりで購入した分使い切れずに損するリスクもありますね。

まあそんなふうにモヤモヤ考えているだけでは何も始まりません。ということで、EARTH HOPPERの提携スキー場が早割を出しているのかどうか、出している場合はどれくらいの割引率なのか、検証してみましょう!

Club EARTH HOPPER対象施設 VS 早割1日券割引率

以前調べた2025−2026シーズン早割1日券一覧表をもとに比較表を作成しました。9月限定価格は考慮外(10月限定価格を掲載)です。

都道府県対象スキー場早割有無正規1日券価格早割1日券価格早割割引率マイル還元率25%との比較
北海道さっぽろばんけいスキー場無し
北海道名寄ピヤシリスキー場有り4,200円3,800円9.5%
北海道キャンモアスキービレッジ有り3,000円2,700円10.0%
北海道今金町ピリカスキー場無し
岩手県八幡平リゾート パノラマスキー場・下倉スキー場無し
岩手県夏油高原スキー場有り6,800円5,600円17.6%
岩手県網張温泉スキー場有り5,500円4,400円20.0%
宮城県みやぎ蔵王えぼしリゾート有り6,000円4,300円28.3%×
秋田県たざわ湖スキー場無し
山形県Asahi自然観スノーパーク無し
山形県湯殿山スキー場無し
山形県蔵王ライザワールド無し
福島県会津高原南郷スキー場有り5,500円3.600円34.5%×
福島県会津高原だいくらスキー場有り5,500円3,700円32.7%×
福島県会津高原たかつえスキー場有り6,000円3,800円36.7%×
福島県グランデコ スノーリゾート有り6,500円4,000円38.5%×
群馬県たんばらスキーパーク有り5,200円4,300円17.3%
群馬県ホワイトワールド尾瀬岩鞍無し
群馬県川場スキー場有り6,500円5,000円23.1%
群馬県パルコール嬬恋リゾート有り6,500円3,600円44.6%×
群馬県オグナほたかスキー場有り5,600円3,900円30.4%×
新潟県ムイカスノーリゾート有り5,500円3,700円32.7%×
新潟県ニノックススノーパーク有り5,000円3,000円40.0%×
新潟県キューピットバレイ有り5,600円3,500円37.5%×
新潟県舞子スノーリゾート有り7,000円4,500円25.0%△(同率)
新潟県湯沢中里スノーリゾート有り6,400円4,200円34.4%×
新潟県神立スノーリゾート有り6,000円4,500円25.0%△(同率)
新潟県アライマウンテンリゾート有り7,500円5,500円26.7%×
新潟県赤倉観光リゾートスキー場有り7,000円4,000円42.9%×
新潟県池の平温泉アルペンブリックスキー場有り6,900円4,800円30.4%×
富山県あわすのスキー場無し
福井県福井和泉スキー場有り5,200円3,600円30.8%×
山梨県カムイみさかスキー場無し
長野県爺ガ岳スキー場有り5,400円3,700円31.5%×
長野県つがいけマウンテンリゾート有り8,200円5,900円28.0%×
長野県黒姫高原スノーパーク無し
長野県竜王スキーパーク有り5,800円4,000円31.0%×
長野県白馬コルチナスキー場/白馬乗鞍温泉スキー場有り6,200円5,200円16.1%
長野県八千穂高原スキー場有り4,800円3,400円29.2%×
長野県御嶽スキー場有り5,000円4,400円12.0%
長野県戸隠スキー場有り6,800円5,800円14.7%
兵庫県スカイバレイスキー場無し
兵庫県アップかんなべ無し
兵庫県ちくさ高原スキー場有り4,500円3,600円20.0%
兵庫県ハチ高原スキー場・ハチ北高原スキー場有り5,500円4,500円18.2%
広島県恐羅漢スノーパーク有り5,900円4,600円22.0%
愛媛県久万スキーランド無し

対象全47スキー場のうち、となったのは26でした。半分以上がではあるんですが…、かなり地域別に偏りがあるようですね。

ちょっと見やすくするために、となったスキー場数/対象全スキー場数を都道府県別にまとめてみます。

  • 北海道:4/4(ニセコ・ルスツなどビッグゲレンデは対象外)
  • 岩手県:3/3(夏油は対象・安比は対象外)
  • 宮城県:0/1
  • 秋田県:1/1
  • 福島県:0/4
  • 群馬県:3/5(尾瀬岩鞍が対象!
  • 新潟県:0/9
  • 富山県:1/1
  • 福井県:0/1
  • 山梨県:1/1
  • 長野県:4/8(八方・野沢などビッグゲレンデは対象外)
  • 兵庫県:4/4
  • 広島県:1/1
  • 愛媛県:1/1
  • ※岐阜県(奥美濃)は全て対象外

『Club EARTH HOPPER』がオススメなのはこんな人!

分析結果はいかがでしたか。少なくとも、一つの結論が導き出せそうです。

『Club EARTH HOPPER』は、「誰にでもオススメな絶対お得なプラン」ではありません。なんとなくで加入してしまうと後悔するでしょう。

では、オススメできる人はというと、こんな人です。

  • 主に行くゲレンデ・ホームゲレンデがの人
  • かつ、シーズン券は買わず複数のゲレンデを楽しみたい人
  • あるいは、シーズンの計画が全然立てられず早割を買うに買えない人!

特に、次のようなゲレンデに数多く行きたい人はイイかもです。

  • 尾瀬岩鞍
    →早割1日券がないので絶対トク
  • 夏油・たんばら・ハチ・恐羅漢
    →地域を代表するゲレンデで、早割より還元率が高い

川場スキー場狙いなら避けといた方が無難かもしれませんね。川場はふるさと納税でもリフト券ゲットできますし、有名だからいろんなところキャンペーンしているし。

予定通り移動手段や宿泊施設でもマイル還元されるようになるならもう少しオススメできる範囲が広がりそうですが。。ちょっと想像しただけでもいろいろな制約があってなかなか実現しなそうです。さすがに高速料金は公共性が強すぎて対象とはならないでしょうね。ガソリン代もレジャー用途か特定できないので困難。宿泊施設はそもそも低価格競争が激しく他サイト使った方が安くなりそう。。

まとめ

今回は、アースホッパーの新プラン『Club EARTH HOPPER』を徹底分析し、オススメできる人を導き出しました。

このプランが合う人も合わない人もいると思いますが、このシーズン前のタイミングでじっくりと計画を立てて、最高のシーズンを送る準備をしましょう!!


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