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全国転勤型スノーボーダー。3~4年に一回の転勤により、全国各地のゲレンデ付近に住む権利を与えられた40代。行ったことがあるゲレンデは道央・会津・沼田・白馬・妙高・奥美濃・兵庫を中心に50以上。豊富な経験をもとに効率的にスノーを楽しむコツを発信。
主なスタイル:キッカー・パウダー
<9月28日、アースホッパー2025-2026の内容を取り入れ更新しました>
8月です。6月ごろからずっとクソ暑いですね。史上最大の猛暑になるのは間違いないでしょう。
…1年前もこの時期にシーズン券・早割リフト券についての記事を書いているのですが、そのときも「史上最大の猛暑」と言っていました。このまま毎年史上最大を更新し続けるのでしょうか…。
気が重くなりそうですが、反面24-25シーズンは冬も天気の様子がおかしく、近年稀に見る大雪のシーズンとなりました。いつ滑りに行ってもパウダーまみれで最高!な反面、パークが好きな私としてはいつからパークモードに切り替えるべきか悩みました。結果、あんまりパークの練習はできなかったというのが実感ですね。3月末には肋骨やっちゃって強制シーズンアウトしましたし。
余談はさておき、8月というのは次シーズンのリフト券戦略を考え出す時期です。なぜなら共通シーズン券、単独シーズン券が販売し始める時期だからです。シーズン券を買うべきか?それとも10月から販売される早割リフト券を購入すべきか?悩みどころ満載です。
ということで、今年も共通シーズン券の代名詞であるマックアースとアースホッパーの動向を確認しながらガイドしていきます!
※アースホッパーの最新情報は9月25日に開示されました!今シーズンは昨年度までと似た販売形態「Standard」はなんとリピーターのみ、ご新規さんは年会費を払ったうえでマイルを貯めていく「Club Earth Hopper」という新形態のみとなるということです。これは相当大きな変更ですね…。今回はマックアースとの比較の観点から「Standard」の情報をもとにしていきます。「Club Earth Hopper」はどちらかといいうと早割リフト券との比較対象となるので、別記事で検証する予定です。
ケース別|おすすめ購入方法一覧
昨年の記事で結論としている通り、基準となるのは「1回あたりのリフト券費用平均4,000円」です。これを上回ったらイマイチ・下回ったら上手な買い方をしているということになります。
4,000円というきまず整理しなければならないのは次シーズンの「滑走予定日数」です。そこをある程度固めると、目安となる「1回あたり平均4,000円」とするにはどうしたら良いのか見えてきます。
そのへん踏まえて昨年分析した結果が次の一覧表です。
シーズン滑走予定日数 | ゲレンデ選択の方針 | おすすめ購入方法 | |
---|---|---|---|
ケース1 | 16日以上 | 主に1つのゲレンデに通う | そのゲレンデのシーズン券購入 |
ケース2 | 16日以上 | 色々なゲレンデに行きたい | マックアース超早割or アースホッパースタンダード購入 |
ケース3 | 7〜15日 | ー | アースホッパーライト購入+ 早割リフト券+ふるさと納税活用 |
ケース4 | 6日以内 | ー | 早割リフト券+ふるさと納税活用 |
詳細は重複するので割愛します(気になる方は昨年記事↓をどうぞ)が、見てわかる通りこちらの分析はマックアース・アースホッパーの価格がいくらなのかに大きく影響を受けます。では、今年のそれらの価格と条件はどうなっているのでしょうか???ひとつずつ見ていくことにしましょう。
2025-2026マックアースの価格と条件
価格は昨年と据え置きです!超早割(8/1-9/30購入)大人64,800円・小人26,800円、早割(10/1-10/15購入)大人74,800円・小人31,800円です。
条件もほぼ同じで21ゲレンデが対象ですが、青森スプリングリゾートが追加・立山山麓スキー場が除外と入れ替えがありました。
昨年5,000円の大幅引き上げがあったので今年はどうなることかとヒヤヒヤしましたが、据え置きでホッとしましたね。
せっかくですので、2020-2021シーズンから2025-2026シーズンまでのマックアース超早割の価格と対象スキー場数をグラフ化してみました!各シーズンごと変更のポイントや追加・削除となったスキー場名も、シーズンごとに表示しています。
価格とスキー場数の推移 (2020-2026)
詳細を見たいシーズンを選択してください
こうやって見ると、物価高騰・定価と呼べるリフト一日券自体の値上がりや雪不足によるスキー場経営難などに影響を受けているのか、年々条件が厳しくなっていることがわかります。
そうはいっても16日以上滑りに行く方には圧倒的にオトクなチケットです。与えられた条件をしっかり調査・整理して、あなた自身の条件に合うかどうか、購入するかどうか9月末までに検討していきましょう。
なお、2025-2026シーズンの詳細条件は次の通りです。相変わらず西日本組に強いイメージ。
- 対象スキー場
名寄ピヤシリスキー場、青森スプリングリゾート、神立スノーリゾート、黒姫高原スノーパーク、X-JAM高井富士、よませ温泉スキー場、菅平高原パインビーク、いいづなリゾートスキー場、牛岳温泉スキー場、高鷲スノーパーク、ダイナランド、鷲ヶ岳スキー場、ホワイトピアたかす、ひるがの高原スキー場、箱館山スキー場、ちくさ高原スキー場、おじろスキー場、氷ノ山国際スキー場、神鍋高原万場スキー場、峰山高原リゾートホワイトピーク、ユートピアサイオト - 主な特典
駐車場全日無料、提携宿泊施設10%割引、温泉施設入浴料・仮眠室割引
2025-2026アースホッパーの価格と条件
9月25日に詳細が開示されました!冒頭に記載したとおり、今年はかなり大きな変更がありました。
ProやLightの券種は廃止、Standardのみですが、購入できるのはリピーターのみです。ご新規は「Club Earth Hopper」のみです。
…ということはいずれStandardは完全廃止されるのでしょうね。近年のリフト券価格高騰により、これまで通りの形態では魅力を維持できないという判断でしょうか。
形態の変化に目を奪われがちですが、それ以外にも色々変わっています。ひとまず、ここでは「Standard」を比較対象とし、これまでの推移と今年度の変更点をまとめますね。
アースホッパーパス スノーシーズン
価格とスキー場数の推移
詳細を見たいシーズンを選択してください
プランを選択してください
※年度によりプラン名が変更となる場合があります。
お気づきでしょうか。価格が上昇しています。69,800円で16チケットなので、全部1チケットの施設に行ったとしても平均4,363円で4,000円を下回れません。そのうえ、一部人気施設はチケット2枚消費する、というのは変更なしのようで。。
さらに、対象スキー場がかなり入れ替わっています。個人的にはうーーーーーん、と唸りたくなるような変更。
グランデコ・たんばらが加わったとはいえ、キロロ・安比・斑尾が対象外になったのは辛いっす…。
尾瀬岩鞍という早割もほとんどないところが引き続き対象なのは良いところですが、正直Standardはちょっと購入できないかなというのが本音です。
では新プラン「Club Earth Hopper」はどうなのか!?これはルールを読んでみると、毎回正規リフト券を支払ったうえで25%のマイルを獲得するもののようなので、比較対象を個々のスキー場の早割リフト券価格として検討した方が整理しやすそうです。ということで今年度の早割価格が出揃い次第、対象の全スキー場の早割値引き率を比較検討してみることにしますので、乞う期待!!
参考|2025年8月現在のリフト券関連ふるさと納税情報(ポイント獲得は9月まで!)
リフト券の平均単価を引き下げる方法として、シーズン券・早割リフト券と並んでふるさと納税があります。このへんは昨年の記事でもお伝えした通りですが、今年度は重大な変更点があります。
…そう、政府の制度改正により、ふるさと納税におけるポイントの付与が2025年9月末をもって停止となる可能性が高いんです。
これはコスパの観点でいうと相当にデメリットが大きくて、例えば楽天経済圏にいる人なら「楽天ふるさと納税」で常時5〜7%くらいのポイント還元があったのが無くなります。
※楽天は署名を集めてポイント停止に反対していますが…。
特に、「さとふる」や「ふるなび」などではよく新規登録キャンペーンで20〜30%くらいの還元をしていましたが、それも無くなります。これらにまだ登録していない方は、最後のチャンスとして9月末までにポイント還元が大きいタイミングを狙って登録&納税してみましょう。
一番オススメの納税先はこちら!!
昨年から引き続き、湯沢エリアの複数のスキー場リフト券に交換可能な応援感謝券です。1万円寄付→3,000円分ですが、次のカテゴリが10万円寄付→3万円分となってしまうので、金額が合わない場合は1万円分を何回か寄付するのが良いと思います。令和7年の寄付で令和9年3月末(2シーズン先!)まで有効期限があります。
続いて、平日派にオススメなのがこちらです!
野沢温泉村の各施設を村民価格で利用できるチケットなんですが、なんと、野沢温泉スキー場については毎週水曜に限り無料で利用できるんです!
無料って…、ここまで真面目にいろいろ分析してきたのがバカバカしくなる破壊力ですね。平日派がうらやましい限りです。
寄付金は30,000円ですので、年収が400万~500万円あれば検討可能です。ただし、購入制限があり、2025年度は10月20日までが申し込み期限、また予定枚数に達した場合は予告なく販売を停止するとのことです。興味ある方は可能な限り早くの寄付を検討しましょう。
そのほかにも川場・スキージャム勝山・やぶはら・妙高エリアなどでスキーヤー・スノーボーダー向けのオトクなリフト券セットの返礼品を用意してくれていますので、気になった方は必ず9月末までにチェックしましょう!
楽天で「ふるさと納税 リフト券」と検索した結果のリンクが↓↓です。
※ふるさと納税について詳しく知りたい方は総務省のサイトや楽天・さとふる・ふるなびなど仲介事業者のサイトを確認してください。2,000円分は実質負担しなければならない制度なので、1万円寄付→3,000円分だと差引1,000円分しかメリットが発生しません。
結論|4000円のバーは昨年と変わらず滑走日数「16日」「7日」!
今回は、2025-2026シーズンのマックアース・アースホッパーの情報をもとに、リフト券平均4,000円以内を達成する方法を調べてきました。
今のところまだアースホッパーの内容が開示されていないのでなんとも言えませんが、結論としては昨シーズンと同様です。年間滑走予定日数「16日」「7日」、これを目安としてシーズン券を購入するかどうかを考えていけば良さそうです。
スノーボード・スキーは、やればやるほどお金がかかるスポーツです。ギア・リフト券・交通費…。どこに限りあるお金を振り分けるべきか!?後悔しないためには、オトクを見逃さない情報収集と万全な計画準備がカギとなります。
この夏の間に準備万端にして、最高の冬を迎えましょう!!