
この記事を書いた人

全国転勤型スノーボーダー。3~4年に一回の転勤により、全国各地のゲレンデ付近に住む権利を与えられた40代。行ったことがあるゲレンデは道央・会津・沼田・白馬・妙高・奥美濃・兵庫を中心に50以上。豊富な経験をもとに効率的にスノーを楽しむコツを発信。
主なスタイル:キッカー・パウダー
皆さん、ミラノ・コルティナオリンピック見ていますか!??
時差の関係で深夜帯の放送が多く、なかなかリアルタイムでは見づらいですよね・・・朝のニュースで「おおっ!!!」と情報キャッチする人も多いかもしれません。
でも、これだけは言わせてください。
皆さん、是非リアルタイムで見ましょう・応援しましょう!!!
トップアスリートの真剣勝負、そのヒリつく緊張感と興奮はやっぱりたまりませんよ!!
特にスノーボードが好きな方、興味がある方、絶対に見ましょう!!
なんと2月14日現在、日本の金メダル3つは全てスノーボード競技によるものです。もはや日本のお家芸と化してきますね!!
「テリエやべえ!どうやったらこんなんできるの??」「ショーン・ホワイトに日本人が勝てるわけないよ・・・」とか思っていた世代からするとまさに隔世の感です。
この興奮のまま、視聴者目線で感想記事を書かせていただきます!技術解説とかは高回転過ぎて無理ですww、あくまでスノーボード好きのオジサンとしての感想として、「あれっ?」「これどうなっているの?」というところをメインにしていきます。
今回は男女ともに金メダル、「ビッグエア」がテーマです!!
ビッグエア見ていて気になったところ!??
早速ですが、スイマセン、白状します。
X-Gamesとかを追いかけて見ているほど時間に余裕はなく、スノーボード競技をじっくりテレビで見るのは北京オリンピック以来4年ぶりとなります。。。
で、4年ぷりに見てきになったのが次の3点。
- あれ、前回ってどんなトリックが優勝してたっけ?回転数めっちゃ増えてない??
- ちょっと前までコークが高難易度の象徴じゃなかったっけ?男子は横回転メインになっている??
- ちょっとさすがに日本勢強すぎじゃねーか??
この3点について、ざーーーっと調べたり知人に意見を聞いたりしてまとめました。
そのまとめた情報を、まずはAIで画像化したので見てください↓↓

・・・最近のAIはすごいっすね。これだけでだいたい理解してもらえたような気がしますが、念のためひとつずつ解説していきますね。
① 進化の歴史:急速な高回転化!
事実として、回転数は急上昇しています。2018年のオリンピック正式採用がきっかけとなった部分もあるでしょう。
男子は平昌で1620(4.5回転)→北京で1800(5回転)→そして2026年には1980(5.5回転)が勝利ラインに。
女子も「トリプルコーク(1440)」が標準化。
信じられないスピードでレベルが上がっています・・・!!
この短期間でのレベルアップは、③でも解説しますがトレーニング環境(オフトレ設備)の充実が進んだことが要因として考えられますね。
ですが、最大の要因は、過去のトップ選手がコーチとなり、ノウハウを惜しみなく伝授し自身を超える選手を育成していく、という好循環により選手自体のレベルが加速度的に上がっていることでしょう!!
② 【解説】縦回転が減った?その真相
4年に一度しかじっくり見ていない私は「男子は縦回転(深いコーク)が減った??」という印象を受けました。女子はトリプルコーク1440が金メダルトリックでしたが、男子はひたすら横回転。この違いはどこから出てきているのでしょう?どうやら次のような要因があるようです。
- 採点基準と得点効率の選択(戦略)
ジャッジは「難度」「完成度」「高さ」「着地」「新規)」を見ます。
女子は近年コーク系(トリプルコーク等)の難度・進歩性が大きく評価され、成功すれば高得点につながる。
男子は回転数(例:1980)のインパクトで点を奪う戦略が有効で、回転数を増やして“回転で勝つ”選択をする選手が多かった。 - 競技シーンの「方向性」の違い(進化の潮流)
男子フィールドは参加者数・競争の深さから“spin-to-win(回転数で勝つ)”の流れが強く、より高回転を狙う傾向が続いています。
一方、女子側では近年コーク(オフ軸での大技)を継続的に伸ばすライダーが出てきていて、そこが勝負どころになったようです。 - ジャンプのサイズ・セッティング(コース条件)
今大会のジャンプ設定(サイズ・速度)や風・雪の条件は「どのトリックが出しやすいか」に直接影響します。
ある大会レポートでは今回のキッカー(ジャンプ台)は過去より小さめの部分があり、極端に大きな回転や一部の技は出しにくい旨が触れられていました。 - リスクと成功率のトレードオフ
コーク系は倒れ込み(オフ軸)が入る分「回転数は低めでも見た目と難度が高い」が、着地のブレが点に響きやすい。
一方で極端な横回転(例:1980〜2340)は回転数そのものが高難度指標になるため、成功すれば高得点。
選手・コーチは「一発で決めるべき技」と「安全にまとめて高得点を取る技」を天秤にかけて選びます。今回、男子側は「超回転で勝負」する選手が合致した、ということです。
つまり「縦回転を捨てた」のではなく、ジャッジの評価ポイントを意識して回転数を稼ぎつつ着地を安定させるのが現在の“最適解”となっているようです。
③ 日本勢の強さの秘密!
2026年大会での日本勢躍進には、いくつかの理由が考えられるようです。
- オフトレの充実化:
大型エアバッグを使った安全なビッグジャンプの練習環境が、今や日本には全国各地に存在しています。
私もオフトレ好きでこのブログでもいくつか記事を作成していますが、施設にいくとだいたいプロっぽい人がとんでもない高難度トリックを練習しているところに出くわすもんです。
昔オフトレ施設で出会った知り合いが「オフトレを制す者はスノーボードを制す」とつぶやきながら真夏に汗だくで練習していましたが、それがこんなところで実現するとは・・・!!!個人的には爆笑ものです感動です!! - 体格とバイオメカニクスの利点:
これはなんかどっかに書いてあったのですが、日本人は重心が比較的低く、四肢をコンパクトに畳める選手が多く、慣性モーメントを小さくして高速回転を作りやすい、という・・・。まあこれは話半分でいいでしょう。
ミラノ金メダリストの木村葵来選手は、1980を安定してまとめた実行力が光りましたし、女子金メダリストの村瀬心椛選手はトリプルを2方向で決める完成度を見せました。日本の“量+質”の両立が結果に直結しています。
「オフトレ」が気になった方はこちら!
まとめ
リヴィーニョの会場(リヴィーニョ・スノーパーク)で見られた2026年の演技は、単なる回転競争を越えて「高回転をどう美しく見せるか」という新たなステージの幕開けを告げました。短時間で劇的に進むこの種目、次はどんなトリックが覇権を握るのか??楽しみですね!!
※余談ですが、各番組の解説でこれまで活躍してきたスノーボーダーが出演しているのが個人的にはほっこりします。あなたたちがいたから今があるんだよーーー!!!
