こんな人向け
- キッカーでグラブを練習中!だいぶ慣れてきた
- ひととおりグラブはできるようになった、もう少し極めたい
- 「ポーク」がうまくいかない…
スノボグラブの奥義「ポーク」とは?
ステップ4を参考にキッカーでグラブの練習に励んでいる方!カッコよく見せるコツの3つ目として紹介した「ポーク」はできるようになりましたか?
やってみるとわかりますが、実はこの「ポーク」、結構難しいんです。片足だけを伸ばす動きなんですが、きちんと身体に動きを覚えさせないと空中でそれがうまくできず、両足同時に伸ばしちゃう失敗をすることになります。
ここでは、そんな方向けの練習のコツをご紹介します。
【6つのステップ記事一覧】
- ステップ1 キッカーデビュー前に知っておきたい4つのポイント
- ステップ2 キッカーの種類と初心者におすすめ「テーブルトップ」について
- ステップ3 キッカーでのオーリーを成功させるたった1つのコツ
- ステップ4 ついにキッカーでの技に挑戦!基本の4グラブと3つのコツ
- ステップ5 テールグラブの練習を通じてコツを身につけよう!グラブのレベルを引き上げる「ポーク」←この記事
- ステップ6 バックサイド180でカッコよくスピントリックデビュー!成功のポイントを徹底解説
【タイパ重視派向け】超ショート解説動画
今回伝えたいことをまとめた42秒の超ショート動画です。
時間が無い方はこの動画だけでもだいたいわかるようにしています。
【じっくり派向け】練習方法のコツを解説
ここからは、基本中の基本であるインディグラブにポークを入れて、初心者グラブから脱出して超カッコいいスーパートリックにレベルアップすることを目標として解説していきます。
余談ですが「ポーク」のことは「ボーン」とも呼び、インディグラブでこれをすることを「インディノーズボーン」と呼ぶ場合もあります。呼び方が違うだけで同じことを意味しています。意味はとりあえず気にせずにいきましょう(笑)。
目指す「ポークを入れたインディグラブ」の形
まずは目指すべき最終形を確認しましょう。上のイラストはちょっとグラブの位置が違いますが、大きな違いはありませんので参考に乗せています。
後ろ足を引き付けて前足を伸ばす形になります。とてもカッコいいですね。
テールグラブができればポークもできるようになる
今回ご紹介する「ポーク」練習のコツは、結論から行ってしまうと「テールグラブ」を先にできるようになると自然とポークの形を身体で覚えられるよ!ということです。
実際に私は普通のインディ→テールグラブ→ポークのインディ、の順でできるようになりました。はじめはインディの次にポークを練習しましたがうまくできず、気分転換にテールグラブを練習していて気づいたらポークもできるようになっていました。
どういうことか解説していきます。
理由①:テールグラブは必ず「後ろ足引き付け・前足伸ばす」形になる
上の2つの画像を改めて見比べてみてください。どちらも後ろ足は引き付け、前足を伸ばしていますよね。足の形はどちらも同じなんです。
インディグラブでポークをする際に一番多い失敗はこの足の形ができず「両足ともに伸ばしてしまう」ことです。足を伸ばす意識が先走ってしまうんですね。
この足の形さえ身体で覚えてしまえば、あとは手の位置を両足の間によいしょっと持ってくるだけです!
※実はそれだけだとグラブが外れてしまうので、インディの場合はさらに上半身を反時計回りにちょっとひねって、右手が自然にボードに近づくようにしてあげるひと捻りが必要になります。が、まずは空中でいろいろ動くことを覚えることが重要ですので、テールグラブでそのあたりのコツを掴みましょう。
理由②:テールグラブはカンタンなので練習しやすい
「そんなこと言っても、テールグラブ自体が難しい…」と思う方もいるかもしれません。テールグラブ、実は見た目より全然カンタンです。カンタンな理由はいくつかありますが、インディとの比較でいうと次のようなものがあります。
- グラブしている時間を長く取れる
板が着地にあうように進行方向に向かってナナメ下になりますので、着地に合わせる動きをする必要性が最小限です。その結果、グラブしている時間を長く取れ、そこから空中で余裕が生まれます。余裕があればあるほど、成功確率は高くなります。 - 手の力を使える
テールをしっかりとグラブできたら、そのまま手の力も使って引き付けることが可能です。インディをはじめとしたキッカーの技はだいたい手の力に頼るとバランスを崩して失敗するのですが、そんななかテールグラブは直接的に手の力を使える数少ない技です。体幹や足の形だけでやる技より手の力も使える技が絶対的に成功しやすいです。この感覚は、使える要素が多ければ多いほど良いという単純な足し算の論理に近いですね。
参考:テールグラブ成功に向けての解説
【パーク初心者必見】テールグラブでスノーボードをレベルアップ!失敗例から学ぶコツ の記事で、失敗例と成功例を並べてテールグラブの解説をしています。
テールグラブについてもっと詳しくコツを知りたい方はそちらの記事も参考にしてください。
まとめ
基本中の基本であるインディグラブにポークを入れて超おしゃれトリックにレベルアップさせるには、まずテールグラブを練習して形を身体に覚えさせましょう。
テールグラブはカンタンなので、すぐにできるようになるはずです。あとはグラブの位置さえ変えればオシャレトリックの完成です。ゲレンデをあっと言わせましょう!
※この記事は、安全を第一に考えて作成されています。キッカーに挑戦する際は、必ずヘルメットやプロテクターを着用し、周囲に注意して滑りましょう。