北海道のパウダースノーを満喫!ニセコ・ルスツだけじゃない穴場スキー場5選


北海道のパウダースノー満喫!穴場スキー場5選

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スノーボード、そしてウィンタースポーツが大好きな皆さん!

各地で雪の便りが聞こえてきました。いよいよシーズンインです。

今シーズンの計画はもう立てましたか?湯沢ですか?白馬ですか?それとも蔵王?奥美濃?

そんなワクワクしかないスノートリップの計画ですが、中でも北海道ツアーは別格ですよね。本州とはレベルの違うシルキースノー!サラサラすぎて雪合戦も雪だるまも作れないような最高の雪質です。

そんな中、なにやら不穏な情報が…。北海道ツアーの定番中の定番であるニセコ・ルスツが、とんでもないリフト券の価格になっているらしいのです。ルスツにいたっては窓口で買うとなんと14,500円!

ニセコを中心に外国人観光客が増加、それに伴って物価上昇が発生して久しいですが、最近の値上げラッシュが追い打ちになってここまで来たかという感じです。当然宿泊費用も上昇しているわけで、そもそも本州在住の方は北海道までの飛行機代だけでもいっぱいいっぱいなのになかなか現実的でない価格帯になってきたなあ…という感じです。

でも北海道にはニセコ・ルスツ以外にもスキー場はたくさんあるんです。あなたの志向に合わせた素晴らしいゲレンデもまだまだあります。

私は北海道に4年間在住していたのですが、その間に様々なスキー場を滑り込みました。今回は、その経験をもとにニセコ・ルスツ以外の魅力的なゲレンデを厳選してみました。パウダースノー好きはもちろん、パークを楽しみたい方や、静かに滑りたい方など、あなたのスタイルにぴったりのゲレンデが見つかるはずです。ぜひ、今回の記事を参考に、北海道でのスノーボードを計画してみてください。

その1:やっぱりパウダー!なスキー場

わざわざ北海道まで行く理由、それはやはり本州とはレベルの違うパウダースノーですよね。

ニセコ・ルスツに行けば確実に味わうことができますが、それ以外となると北海道在住経験がある方でないとなかなか思いつかないのではないでしょうか。

そんなわけで、まずは一番ニーズが高いであろうパウダー自慢のスキー場を3つご紹介します!

①キロロスノーワールド(余市郡)

そんな前フリながら、かなりメジャーな先を最初に持ってきてしまいました(笑)。リフト1日券も8,000円(ウェブなら7,200円)とそこそこお高いですね…。

まあ物事には順序があるので、まずはメジャーどころから入って徐々に秘境系に移っていきましょう!

キロロスノーワールドへは、新千歳空港から車で約2時間。札幌を経由し、小樽から山道を登っていくルートが一般的です。車でのアクセスが便利です。帰りは小樽で海鮮丼を食べに行くなど、観光も合わせてすることができますね。

ゲレンデですが、そもそも積雪量が多く雪質が良いのはもう当たり前です。そしてさらにそれを思う存分味わえるような設計となっています。コース内にパウダーライドエリア(未圧雪エリア)が複数ある、だけではなく、広大なツリーランエリアがなんと5ヶ所設定されています。

このツリーランエリアの滑走は自己責任に近いようで、ゲレンデマップに「救助有料」の注意書きがデカデカと載っているほどです…。

救助のお世話にならないよう、ご自身のレベルに合わせて滑走を楽しむようにしましょう。

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②富良野スキー場(富良野市)

続いても、まあまあ有名なスキー場です。リフト1日券は7,500円…。

オイオイ、と思った方!富良野のパウダースポットを教えますのでちょっと待ってください!!

新千歳空港からは、東に向かって道東道で占冠ICまで行き、そこから北上して旭川方面に向かうようになります。

富良野ZONEはロープウェーで一気に上まで到着、そこから最高の雪質でロングクルージングを楽しめるのが特長…なんですが、実は富良野ZONEは縦に長いだけでコース数が少なく、ちょっと単調です。連絡コースであるH1コースを通って北の峰ZONEに向かった方が変化に富んだコースを楽しめるはずです。

ただ、富良野ZONEからこのH1コースに向かうまでが、フラットな箇所があってスノーボードだと止まってしまって辛い…。スキーヤーの方々も頑張ってストックで漕いでいるような場所です。

でも実は、そんな苦労してたどり着いたH1コースが、スーパーパウダースポットなんです!コース自体はそうでもないのですが、ちょっと脇の林の中を覗いてみると…まさにノートラックのパウダー天国!ヒイヒイ言いながらパウダーを食い散らした思い出を今でも鮮明に思い出せます。

何がいいって、この連絡コースのH1コース、まさかのリフトで周回可能なんです。Hリフト(連絡リフト)が真横を通っているんですね。Hリフトに乗って斜面を眺めていると、かなりエグいところのパウダーを攻めている同志の姿を見かけることができるでしょう。

なお、こちらも「コース外の救助は有料」とマップに明記されています。自己責任、かつご自身のレベルに見合った滑走をお願いします。

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【余談】

IC名の「占冠」、道内で一番読み方難しい漢字じゃないかなと個人的には思っています。

なんと「しむかっぷ」と読むんですね。アイヌ源流、わや難しいべや。

③旭岳ロープウェイ(上川郡)

続いては、ついにやってきました。秘境、大雪山旭岳です。

新千歳空港からは旭川経由、あるいは旭川空港からのアクセスとなります。道東方面からは先ほどの富良野スキー場からもう少し北上します。

ここの紹介がしたくて今回このテーマにしたといっても過言ではありません!それほど私のスノーボードライフに衝撃を与えてくれたスキー場です。なので、ここだけは私の思い出風にご紹介させてください。

まず下界の入口、ロープウェイの乗車駅です。「最近の雪崩の発生場所」「死亡者数」の張り紙、、、と、のっけから不穏…ではなくパウダー天国な空気満載です。ハザードマップも、コースそばに危険な箇所ありまくりです。

旭岳ハザードマップ

どんな世界が待っているのか!とロープウェイを降りてみると、なんかもう地吹雪が吹き荒れる地獄…でない、天国のような光景に出くわします。そしてその時点での雪面はパウダーというか氷が露出しているような感じです。どうやら強風すぎて新雪が雪面に定着しないようです(私が行った日だけかなと思っていましたが、HPによると常にその状態のようです)。

進んでいくと、大まかに右と左に道があります。どうやら左がまだ与し易い?ようで、光景にビビっているとだいたい一本目は左のコース、Bコースを選ぶのかなと思います。

で、Bコースを滑ってみると、意外と大した事ない、普通に滑れるな…という感想になります。もちろん雪質はそれなりに良いのですが。

あれ、大した事ないな〜、ということで、二本目に右のAコースに向かってみると………、そこに今度こそとんでもないパウダー天国が待っていました!!

コースのはずなんですが、まずコースがどこなのかよくわかりません。かろうじて尾根のようなところにコースらしき痕跡があります(下の画像の青矢印)。でも一緒にロープウェイ降りた人の誰もそんなところ滑っていません。下の画像の赤矢印のところをはじめとして、あらゆるフィールドを縦横無尽に滑りまくりパウダーを食べまくっています。

Aコース

そんな状況なので、滑り出してから圧雪面にはしばらく出会いません。「パウダーに疲れたから圧雪面で一休み」とかしたいところですがありません。休むために止まるとただ沈むだけです。コケたときは最悪で、まずパウダーからの脱出に相当な体力を使います。私は何度か諦めかけて「あ〜このまま行くと死ぬな〜」と感じたものです。パウダーラン真っ最中の最高な「生」と、ハマって脱出できない絶望の「死」の境目がリアルでした…。

ですので、楽しむだけでなく命を守るために最低限の装備は用意しましょう。アイゼンピッケルビーコンとかそういうレベルでなく、HPにも記載ある、十分な防寒具・水・食料・スマホ・スマホバッテリー・GPS機器などです。あと、可能な限り浮力を得られるパウダーボードもほしいところです。

ロープウェイ1日券6,200円とのことですが、あんまり1日滑り続けている人はいないイメージです。安全面を踏まえると、4時間券や回数券も活用し疲労した際はスパッと切り上げた方が良いでしょう。

その2:北海道だけどパークもしたい!なスキー場

続いてはパーク充実なスキー場の紹介です。

北海道まで行ってパークなんてしたいの?と思った方!

パーク大好き人間は北海道だろうがイエティだろうが飛びたいんですよ!!

ということで、ここではオススメ2つです。

④星野リゾート トマム スキー場(勇払郡)

新千歳空港から道東道、噂の占冠ICの次、トマムICで降りてすぐのところにあります。ホテル併設で、雪原にそびえるツインタワーの画像は見たことがある方も多いかもしれません。

こちらも北海道らしく「上級者限定開放エリア」なども設置していますが、正直…残念ながらトマムでパウダーに当たったことはあんまりありません。また、麓まで滑り降りてくると斜度が非常に緩くなり止まってしまいがちです。ボーダーにはちょっと辛いんですよね。のわりにリフト1日券7,500円…。

と微妙なことを書きましたが、「トマムスロープスタイルパーク」、これはとっても素晴らしいです。上級・中級・初級レーンを備え誰でも挑戦しやすい設計、非常に多くのアイテム設置、さらには間近にあるリフトで回しやすい、と3拍子揃っているんですね。アイテムの形もとっても綺麗です。パウダー攻めすぎてパウダー筋がプルプルしてきたら、こちらのパークで気分転換!違う筋肉を使って飛びまくりましょう。

昔はハーフパイプもあり、キッズがハイクアップしながら練習していました。私もここでパイプのエアーターンができるようになったのですが、今は全国的な傾向もあってハーフパイプはやめてしまったようですね、残念。

⑤サッポロテイネ(札幌市)

最後は、札幌市手稲区、札幌市内に存在する都市近郊型ゲレンデのテイネです。「オリンピアゾーン」と「ハイランドゾーン」の2つのゾーンを備え、レベル別に誰でも楽しめる設計としているのが特長ですね。

都市近郊型で標高は1,000m程度。北海道といいながら、さすがに他のゲレンデに比べると雪質はちょっと劣るかなあというのが実感です。リフト1日券はそのアクセスの良さを反映してか、8,200円とちょっとお高めです。

ただ、その弱点を補うべくなのか、こちらも「テレインパーク」では大小様々なパークアイテムが充実しています。北海道ツアーの最後に札幌で一泊、夜はジンギスカンやスープカレーを食べるなど観光する予定としておいて昼はテイネで総仕上げ!というのが理想的かもしれません。

オリンピアゾーンには24-25シーズンから「全く新しいバンクドスラローム」を設置予定とのこと。どのようなアイテムになるか今から楽しみですね。バンクでの爽快な滑走をイメージしながら待ちましょう。

まとめ

今回は、北海道のパウダースノーを満喫できる穴場スキー場を5つご紹介しました。ニセコやルスツもいいですが、これらのスキー場もぜひ候補に入れてみてください。きっと、あなたにとって忘れられないスノーボード体験になるはずです。

各スキー場の魅力を最大限に引き出し、あなたのスノーボードライフをさらに充実させてください!


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