いよいよ夏も終盤、次シーズンのシーズン券やリフト券の内容が発表される時期になりました。今年は1日券がかなり値上げしそうですね…。
じゃあシーズン券だ!と考えたいところですが、現在の日本のシーズン券はコア層限定というか、1シーズン15日くらいは通わないとモトが取れない価格設定になっています。そのうえ、冬の期間そして降雪量はどんどん減っており、シーズンが短くなってきているわけですから、なかなか手が届きにくいですね。
ということで、スノボうまくなるには夏(から秋)に効果的な練習をするしかない!!
今回も夏のオフトレのオススメです。今回は「オフトレがいいのはわかったけど、結局どこが通いやすいの?」という疑問をもとした「住んでいる場所のケース別に複数のオフトレ施設の通いやすさを所要時間・コストの両面から比較」の関西編です!夏のオフトレといいますが、オフトレ施設は少なくとも10月、場所によっては12月まで営業していますので、これから通い始めても間に合いますよ!
関西のオフトレ施設
オフトレ施設にはいろいろ種類がありますが、首都圏編と同じように広い意味で「飛べる」施設を今回は対象としました。ただ、現実的にコスパ踏まえて通うとなると実質次の3つですね。
このほか、兵庫県養父の若杉高原おおやスキー場にもマットジャンプ施設がありますが、ちょっと遠すぎるので外しています。
余談ですが、関西は昔からほとんど室内ゲレンデが無いんですね。だからキングス・クエスト系の祖である神戸KINGSが人気を集めたのかなと感じました。関西で室内ゲレンデといえば愛媛のアクロス重信まで行くしかなく、昔尼崎付近に住んでいたときに片道5時間かけて遠征していましたね…。そんなアクロス重信も2012年に閉鎖されてしまいました…。
比較のルール①発着地点
余談がすぎましたが、比較をつづけましょう。
これも首都圏版と同じく、発着地点として比較的人口が多いと思われる地域の中心的な駅を設定しました。
- 三宮駅(兵庫県)
- 尼崎駅(JR)(兵庫県)
- 堺駅(大阪府)
- 京都駅(京都府)
京都の地理に疎いので、京都府代表として京都駅にしています。安直ですいません。
比較のルール②採点方法
それぞれの発着地点ごとに、3つの施設への「所要時間」とガソリン代・高速代・施設利用料などを踏まえた「コスパ」を算出し、ランキング化します。1位:3点、2位:2点〜と採点し、「所要時間」「コスパ」の合計得点が最も高い施設をその発着地点での総合1位とします。
比較のルール③その他
細かい比較条件です。
- 出発時間は土曜朝10時、施設を出る時間は同じく土曜の夜18時とする
- 所要時間はgoogleマップで検索した際の最短時間と最長時間の平均とする
例:1時間50分~2時間30分 → 2時間10分 - 行きと帰りは同じルートを通る
- ガソリン代は1リットルあたり160円とする
- 燃費は1リットルあたり12km走行できるものとする
- 高速はETC休日割引のみ適用
- 同乗者がいたとしても交通費はワリカンせずご自身ですべて負担するものとする
- 施設ではHPに掲載されている施設利用料のみを支払うものとする
駐車場代やレンタル代、保険代などは考慮しない
施設使用料は3時間券など一番ベーシックなもので男性料金
「ウォーターはライフジャケットとか必要になってくる」「平日派だからETC割引関係ない」「この距離なら下道で行ける」とかいろいろなご意見あると思いますが、条件設定しないと比較しようがないのでご容赦ください…。
さあ、結果発表です。お住まいの近くの駅からの結果はどうなったでしょうか!?
ケース1:三宮駅発着の場合
やっぱり神戸KINGS!
圧倒的な近さ!近さは正義!
比較する前から薄々結果はわかっていましたが、やっぱり神戸KINGSが1位でした。
日本中に広まったマットジャンプの祖が神戸KINGSです。私も昔よく通いましたが、今は創業の地からは移転しているんですね。でも変わらず通いやすく、助かる存在です。
往復 時間 | 時間 得点 | 高速代+ 燃料代+ 施設代 | コスト 得点 | 総合 得点 | |
---|---|---|---|---|---|
神戸KINGS | 0:42 | 3点 | ¥5,425 | 3点 | 6点 |
京・大阪KINGS | 2:37 | 1点 | ¥10,848 | 1点 | 2点 |
O-air | 2:25 | 2点 | ¥8,239 | 2点 | 4点 |
神戸KINGS:行き0:22,帰り0:20/(片道)高速550円,距離12.2km,施設4,000円
京・大阪KINGS:行き1:17,帰り1:20/(片道)高速2,610円,距離64.8km,施設3,900円
O-air:行き1:12,帰り1:12/(片道)高速1,660円,距離53.2km,施設3,500円
ケース2:尼崎駅発着の場合
意外にもO-airがトップ!
同一県内の神戸KINGSは渋滞の影響で点数が伸びず…
尼崎から神戸KINGSに向かうには阪神高速神戸線を使うルートが最短なのでそれで算出しているんですが、この高速いつも渋滞しているんですよね。この影響をモロに受け、なんと同一県内ながら神戸KINGSが最も時間がかかるという結果になりました。
O-airは阪神高速の加島ICから東の最終地点である水走ICを経由して向かうルートとしていますが、高速の乗り入れ・乗り継ぎがないので余計な高速代がかからないんですね。そのおかげもありでO-airがトップです。
往復 時間 | 時間 得点 | 高速代+ 燃料代+ 施設代 | コスト 得点 | 総合 得点 | |
---|---|---|---|---|---|
神戸KINGS | 1:12 | 1点 | ¥7,820 | 2点 | 3点 |
京・大阪KINGS | 1:00 | 2点 | ¥8,833 | 1点 | 3点 |
O-air | 0:55 | 3点 | ¥6,131 | 3点 | 6点 |
神戸KINGS:行き1:12,帰り0:57/(片道)高速1,410円,距離37.5km,施設4,000円
京・大阪KINGS:行き1:00,帰り0:55/(片道)高速1,860円,距離45.5km,施設3,900円
O-air:行き0:55,帰り0:52/(片道)高速890円,距離31.9km,施設3,500円
ケース3:堺駅発着の場合
これも渋滞の影響が大きい!
大阪の2施設が神戸KINGSを上回る!
堺からだと、距離的にはO-air→神戸KINGS→京・大阪KINGSの順なんですが、先ほどと同様阪神高速の神戸行きルートの渋滞影響を強く受けてしまっています。
今度は神戸線でなく湾岸線でのルートなんですが、それでもやっぱり渋滞です。土日にこのあたり走ったことがある方なら想像つきますよね…。
今回のシミュレーションから脱線しますが、早朝や夜など渋滞が緩和される時間帯をうまく使うことができるなら神戸KINGSも候補になれそうですね。
往復 時間 | 時間 得点 | 高速代+ 燃料代+ 施設代 | コスト 得点 | 総合 得点 | |
---|---|---|---|---|---|
神戸KINGS | 2:05 | 1点 | ¥8,501 | 2点 | 3点 |
京・大阪KINGS | 1:52 | 3点 | ¥9,536 | 1点 | 4点 |
O-air | 1:52 | 3点 | ¥6,999 | 3点 | 6点 |
神戸KINGS:行き1:05,帰り1:00/(片道)高速1,600円,距離48.8km,施設4,000円
京・大阪KINGS:行き0:57,帰り0:55/(片道)高速2,150円,距離50.1km,施設3,900円
O-air:行き0:57,帰り0:55/(片道)高速1,260円,距離36.7km,施設3,500円
ケース4:京都駅発着の場合
距離=順位と順当な結果!
京・大阪KINGSに通い詰めよう!
最後は順当な結果となりました。時間・コストともに距離通りの順位ですね。
片道1時間以内と文句なしです、ガンガン通ってレベルアップしましょう!
往復 時間 | 時間 得点 | 高速代+ 燃料代+ 施設代 | コスト 得点 | 総合 得点 | |
---|---|---|---|---|---|
神戸KINGS | 3:00 | 1点 | ¥11,663 | 1点 | 2点 |
京・大阪KNGS | 1:22 | 3点 | ¥6,707 | 3点 | 6点 |
O-air | 2:12 | 2点 | ¥7,297 | 2点 | 4点 |
神戸KINGS:行き1:37,帰り1:22/(片道)高速2,650円,距離88.6km,施設4,000円
京・大阪KINGS:行き0:42,帰り0:40/(片道)高速1,070円,距離25.0km,施設3,900円
O-air:行き1:10,帰り1:02/(片道)高速1,340円,距離41.9km,施設3,500円
まとめ
今回は、関西の主要な地点から通いやすいオフトレ施設について解説してきました。あなたの自宅に近い発着地点があったら、是非参考にしてください。
神戸方面に向かう高速はどのルートでも渋滞の影響を強く受けます。神戸KINGS利用の際は考慮するようにしましょう。
各地点からもっとも通いやすい施設は次の通りです。
- 三宮駅:神戸KINGS利用
- 尼崎駅(JR):O-air
- 堺駅:O-air
- 京都駅:京・大阪KINGS
この記事を参考にして、夏の間にしっかりとレベルアップしてください!