カッコいいバックサイド360をできるようになりたい!
バックサイド360を極めたい!!
そんな思いのかた、いませんか?
ここでは、私がバックサイド360(B3)を鍛え直すことを通じて、改めてB3をカッコよくキメるコツを発見していきたいと思います。
同じ状況の方にはきっとお役に立てるはず!!
きっかけ|今の自分のB3はダサいと再認識
一応できるつもりのB360、改めて以前アップした動画を見ていました。
改めて見てて、ダサい…。この記事でも書いているけど、高さも出ておらずなんだかキッカーのうえでグラトリやっているみたいですよね。
このB3をもってして、自分はB3ができると言えるのか!?
いや言えねえ!!
ということで、オフトレ期間を活かしじっくりとB360の再練習に取り組むこととしました。目指すのは「回転力でなく、高さの余裕でメイクするB3」です。
まずはしっかり原因分析|先行が下半身主体になっている
失敗は成功のもと。まずはこの動画からしっかり原因分析です。youtubeのウマい人の動画と見比べてみました。
その結果、やはり一番問題そうなのはリップで板がズレている、斜め45度くらいになっていることでした。
高さがあるB3には当然リップでしっかりとした踏み切り、オーリーが必要になります。しっかりと踏み切るにはテールがしっかりとリップを弾かなければなりません。こんな斜め45度の状態ではちょっと無理ですよね。
なので、本来は板がリップでほぼ真っ直ぐの状態にならなければなりません。その状態でスピンの回転力を生み出すためには、下半身は真っ直ぐで固定しつつ上半身だけを鋭くひねる、上半身主体の先行動作が必要です。
この動画のときは、アプローチでのトゥ→ヒール→トゥのライン取りの最後のトゥエッジへの荷重が強すぎたこともあり、下半身が先行して回っていってしまったようです。
対策方法|家でできる練習でイメージを掴む
ということで、まずは上の動画のように「上半身の先行」のイメージを徹底練習しました。
まずはただ立っているだけの状態で、バックサイド側に一回転する練習です。やってみるとわかりますが、これは上半身の先行ができていないときちんと回転しきれません。先行動作のイメージを掴むにはもってこいです。
次に、板を履いた状態でやってみます。今回はオーリーの練習が目的ではないので、ハードルを下げるために両足ジャンプ&バックサイド回転でやっています。この状態で先行動作がそれなりに入って270度が限界でした。もし360度回せたら相当自信持っていいのかなと思います。
しばらく繰り返してだいぶイメージができてきましたので、次のステップ進むことにしました。
(注意)板を履いた練習の場合、私は室内でソールカバーを付けた状態でやっていますが、環境的に難しい方は邪魔にならない明け方や夜の公園などでやっていてください。このとき、砂利などのせいで必ず板が痛みますので、もう使わないジャンクな板を持っていってくださいね。
実践|オフトレ施設での練習へ
次のステップといいましたが、場所的には最終ステップかもしれません。アプローチこそ雪面でなく人工芝ですが、リップでの抜けなどでは雪山とほぼ変わらないマットジャンプの施設で徹底練習スタートです。
まずはB1の復習で基礎固め
「B3がダメな場合は、いったんB1に戻れ」これは昔私のB3が上手な知人がつぶやいていた言葉です。まあその通りだなと思い、まずはB1を復習しました。
B1とB3で共通する要素はこんなところです。
- アプローチでのライン取り
トゥ荷重→ヒール荷重→トゥ荷重 - リップでのトゥ踏み切り
トゥと言ってもつま先でなく土踏まずの上らへんで - バックサイドスピン向けのグラブ
ミュート・ステールフィッシュが回転を殺さずスムーズにできます
逆に「上半身の使い方」「目線の送り方」は異なります。B1は真後ろを向いて止まればいいのでここの練習にはなりません。
※B1の練習方法はこちらでも解説しています。
いよいよ上半身先行を意識したB3に挑戦
B1での復習を十分にやったあと、満を持してB3の練習に切り替えです。
何回も練習しました。残念ながら今のところ納得の行く出来にはなっていません。代表的な失敗を動画にまとめてみました。
イメトレの成果あってか、板はリップでほぼ真っ直ぐにできています。なので高さも今までよりは出ているようです。ですが回ってこない。回転が止まっている…。
これまで下半身の先行で回転力を生み出していたツケがきているようです。ピークから「目線を送る」、270度から「右腕で引っ張る」、つまり上半身を時計回りに引っ張り続ける動きがうまくできていませんでした。動画の1〜3ジャンプ目はそれなので180度や270度までしか回転していませんね。B1では練習できなかったところです。
そこを自覚して修正を試みましたが、なかなか成功しません。動画ではそれっぽくできたのを4〜5ジャンプ目に載せましたが、このレベル感でもできた回数が少ないです。通っぽく言うと「再現性が低い」ということですね。
また、身体が伸びてしまっていることも良くないポイントです。もっと足を引き付けてコンパクトにした方が回転はしやすいですし、何よりグラブができず、スタイリッシュになりません。
今回のまとめ|次回の練習に向けて
ということで、今回できたことと課題、次回に向けての練習方法のまとめです。
できたこと
- 板をまっすぐにして踏み切れた
- B1の復習を通じてライン取りを再確認できた
課題と練習方法
- 空中で回転が止まる
→練習方法:目線を回転方向に送り続ける!右腕で回転を引っ張る・リードする! - 空中で身体が伸びる
→練習方法:飛び上がってから足を引き付けることをしっかり意識する!
次回もオフトレ施設で徹底練習を積む予定です。この練習を通じて「バックサイド360完全攻略への道」を見つけたいと思います!!!